[鍼灸師&トレーナー解説]妊娠中のひどいむくみの原因と解消法
妊娠中に浮腫み(むくみ)で悩んでて💦と言う方のために、何をして解消したら良いのか?を、むくみの原因を踏まえて、鍼灸師でありトレーナーでもある専門家が解説していきます。
むくみについて
妊娠中にむくみがひどく、悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。では、そのむくみはいつ頃から感じることが多いのか、どういったことが原因で、どう対処できるのかなどみていきます。
まずは、むくみについて知っていきましょう。
妊娠中、いつから出る?
一般的にはむくみは妊娠後期からみられることが多く、出産直前まで続くとされています。
※中には色んな原因により妊娠初期からむくみがみられる場合もあります。
東洋医学では
妊娠3〜7ヶ月頃に顔面・足に浮腫が生じ、次第に下肢全体に及び、甚しければ全身に浮腫を呈することである
とあります。まあまあ早めですね!
これも様々な原因に基づいた理論がありますが、ここでは妊娠後期以降にみられるむくみについて書いていきます。
むくみが出る原因は?
まずはむくみとは
『体内を巡る流れが滞り、老廃物や水分が溜まって起こる症状』
とあります。見た目の問題だけでなく、こう聞くとなんだかなぁ…ですね。
体内を巡る流れが滞り…とありますが、妊娠中は赤ちゃんがお腹にいるので滞りやすい状態にあります。
妊娠中におきるむくみの多くが生理現象
以下の原因が考えられます。
・子宮が大きくなることで、足から心臓に戻る血液の流れが物理的に阻害される
・妊娠中の運動不足により、足から心臓に戻そうとするポンプの働きが弱まることで、血液が足から心臓に戻りにくく結果足への血液量が増加する
・身体に水分を保持させるホルモンが増加する
→赤ちゃんに栄養と酸素を届け、出産時の多量出血に耐えるために血液量(体内の水分量)が増える
生理現象ということは心配ないものですが、全部が全部【むくみ=妊娠によるもの】で片付けていいわけではありません。
心配しなくていいとされるむくみ
・姿勢や時間帯によってむくみの位置が変わるもの
→座りっぱなしや立ちっぱなしは下に下にといきやすい、一日の中でも午後や夜の方が足がむくみやすいなど
・健康的でバランスの良い食事が摂れていて、体重の変化が標準的であること
・血圧が正常範囲内であり、妊婦健診の尿検査で異常がみられないこと
…など
やはりある程度健康に気をつけていることが前提にあります。
気にかけた方が良いむくみ
・むくんでいる足の膝から足首の間を押すとはっきりと跡が残る
→心配ないむくみはすぐに戻る
・足を高くしてもむくみが取れない
・ひどい頭痛や目のかすみがある
・お腹の上の部分が強く痛む
…など
素人目でも明らかに良くないことが分かるものもあれば、足を高くしても改善されない…など、一見軽そうなものもあります。
しかし、むくみの正体は水分!と考えると流動的であることが容易に想像できます。その水が動かないということは…と気にかける必要があります。
まずはご自身の身体に起こっている変化に興味を持つことが何より大事ですね。そしてそれについて疑問をもってみる!
今は簡単に情報が手に入る時代なので不安になることも多いかと思いますが、敏感になる必要はありません。どうできるかを知ることで安心するためにまず興味を持つことが大切だと私は考えます。
むくみの解決・対処法は?
妊娠中のむくみに対してできること
栄養や水分のバランスを整える
むくみ対策の基本!塩分は水を連れてくるので、まずは塩分を控えた食事を心掛けます。栄養バランスの取れた食事、水分摂取を適量にするなど、普段の生活のちょっとした意識で変わることも多いです。ただし、医師から水分制限の指導をされていない場合は制限をする必要はありません。適量を心掛けましょう。
身体、特に足の血行を良くする
ふくらはぎは【第二の心臓】と言われており、足から心臓に血液を戻す働きがあります。この働きは、妊娠中でも可能なウォーキングやストレッチなど適度な運動で促進することができ、むくみの軽減に繋がります。
さらに身体全体を温めることも血行促進に繋がります。シャワーだけでなく、ゆったり湯船に浸かることも日々できることとして取り入れやすいです。
服装に注意する
締め付けの強い服は身体の中を巡る血液や水分の流れを阻害します。下着や普段の服装だけでなく、パジャマなどもゆったりしたものがおすすめです。
姿勢を意識する
長時間同じ姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなし、ゴロゴロし過ぎ…)は血行が滞ります。
足を曲げ伸ばしする、足首を回す、足を高くするなどをして血行を促しましょう。
上手にストレス発散する
ストレスとむくみがどう関係あるの?と思う方も多いと思います。
東洋医学の考え方のひとつには【気】が血行や体内の水の動きに大きく関わるとしており、ストレスはその【気】の巡りを阻害します。他にもストレスがむくみに繋がる理論がいくつかありますが、ここでは割愛します。
とにかくストレスも大敵!上手に発散させましょう。
最後にトレーナーから一言
妊娠中の運動は身体にとっても心にとってもとても大事です。しかし、注意すべき点がたくさんあるのも事実です。
医師とコミュニケーションを取りながら、身近なトレーナーとコミュニケーションを取りながら、何よりご自身の身体とお腹の赤ちゃんと相談しながら取り入れていただけたらと思います。
Natsu 2歳男の子のママです。 |
妊娠、産休に入ってから、ママも”わたし時間”を目一杯楽しむのが新常識!
初めての妊娠、出産。わからないことだらけ。
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