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[専門家執筆]離乳食のはじめ方とお口の育て方

[専門家執筆]離乳食のはじめ方とお口の育て方

第一子で、離乳食をはじめたけど、食べてくれない💦早すぎたのかな?大丈夫かな?など疑問や不安に感じている方のために、幼児の口を育てる専門家が離乳食のはじめ方について解説します。

<わが子の離乳食前期>

わが子は妊娠後期に発育不全があり、低体重で生まれてきました。そのため、産後すぐにNICUに入り、生後1か月で体重が2800gとなり退院し育児がスタートしました。
そんなことから、周りの子よりも常に1か月分成長が遅い状態でした。
離乳食開始も一般的な育児書や健診では「5か月から」とあり、周りからは「まだ始めないの?」というような空気を感じていました。
生後6か月となり、いよいよ離乳食開始!育児書を片手に一生懸命作って食べさせていました。
そして、離乳食開始から1か月後(生後7か月目)で事件が発生しました。
めずらしく、たくさん食べてくれた日の深夜、突然嘔吐をはじめました。
水分ですら飲ませたら、すぐに嘔吐して苦しそうにしている。そんな姿ははじめてで救急車を呼びました。
幸い、大きな事にはならず、翌日に病院を受診し「ロタウイルス」ということで落ち着きました。しかし、その後、離乳食はおろかスプーンすら拒否するようになったのです。

〜離乳食中期のブログへつづく〜

<離乳食をはじめる基準とは>

皆さんは離乳食を始める・進める基準はなんでしょうか?
よく聞くものだと

  • 月齢
  • 健診で言われたから
  • 周りのママが始めたから
  • 親が食べている姿を見ていたから

などが多い気がします。
どの育児書にも明確な基準は書かれていません。
それはなぜでしょうか?

また、最近は「丸飲み・噛まない・偏食」こんな離乳食の悩みが多く、私の講座を聞く理由の大半は悩みがあるからです。知識を得やすく、道具など便利になっているにも関わらずなぜこんな悩みがあるのでしょうか?

育児あるあるで時間が解決してくれるのでしょうか?

私はわが子の経験から、ここに疑問を持つようになり、子どもを観察し得た経験を知識と結びつけることで大きく方向を変えることができました。

私の結論は「離乳食の明確な基準は作ることが出来ない」です。
なぜなら、「生後5か月の赤ちゃん」といっても成長過程や体重は様々です。
ハイハイを始めている子もいるし、寝返りをまだしない子もいます。歯の生え方も違います。
そんな、ばらつきがあるなかで基準を設ける方が違和感がありませんか?
となると「月齢」は全く参考になりません。

わが子を見て進めていく、これが一番子どもにもママにも負担がありません。

<離乳食とは>

「離乳食」=「乳から離れて食事をとれるようになること」と言われています。
離乳食に関する書籍はレシピがほとんどになります。

ここで、一般的に注目しているのが「食(食べ物)」ということです。
例えば、離乳食をあげた時に用意した100gのおかゆを

A:全部食べた赤ちゃん
B:半分食べた赤ちゃん

この2人のママだとするとAの赤ちゃんは「よく食べたね」と言って離乳食が順調と感じるでしょう。
しかし、次のような状態を加えるとどうでしょうか?

A:全部丸飲みで食べた赤ちゃん
B:よく噛んで半分食べた赤ちゃん

この場合はBの赤ちゃんの方が残していたとしても安心するでしょう。

では、もっと大きくなったときにはAとBのどちらを親として望みますか?

少し、堅苦しくなりましたが、皆さんがハッとなってくれていたら嬉しいです。
何が言いたかったかというと、離乳食で「食や食べ物の量」に目を向けていませんか?

離乳食期間は栄養のメインは乳(ミルク)になります。
この期間に目を向けることは

「どれだけの品目・量を食べた」かではなく
「どうやって食べたか」です。

「食べる」は口から入って胃・腸で消化吸収、排泄までを言います。
まさしく、全身で練習をする生まれて初めての期間です。

私がわが子で失敗したときは
空になったお皿ばかり見て、子どもに目を向けていませんでした。「食べる」ではなく「食べさせる」をしていました。
ロタウイルスと診断はなりましたが、感染ルートもなかったので、私は子どもが全身で教えてくれたのだと感じました。

「お母さん、、無理させていたね。ごめんね。
食べる練習が出来るときが来たら教えてね」と目を見て声を掛けると
ニコッと笑ったのを今でも覚えています。

それから、本当に食べる時を教えてくれたのは、次回のお話で!

さて、離乳食前半のお話はいかがでしたでしょうか?
きっと、聞いたことがない話ばかりだったのではないでしょうか。

私はこのことに気が付いた時から、子どもとの楽しい「食」の時間となりました。
今をトライ&エラーで楽しむ!これが育児の醍醐味です♪

離乳食の基準等の詳しいお話はここでは書ききれないため、講座等をご確認頂けると嬉しいです。

この記事を担当した人

はじめまして!!観察育児を実践している「せっちゃん」です。
観察育児とは言葉通りわが子を観察することで育児の悩みを解決する方法です。
観察育児をベースにすることで、ネットで多くの情報を調べ、、惑わされ、、がなくなりました。

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