生後9ヶ月のミルク量はどのくらい?回数・1日の目安と離乳食とのバランス【体験談付き】
公開日:2025/2/23
最終更新日:2025/8/23

生後9ヶ月のミルク量はどのくらい?回数・1日の目安と離乳食とのバランス【体験談付き】
生後9ヶ月の赤ちゃんは、離乳食が進み栄養の大部分を食事から摂れるようになる時期。でも「ミルクはまだ必要?」「1日にどれくらい飲ませればいいの?」と悩むママも多いですよね。
本記事では、生後9ヶ月のミルク量・回数の目安、離乳食とのバランス、よくあるトラブルの対処法までをわかりやすく解説。先輩ママの体験談も紹介します。
生後9ヶ月の赤ちゃんに必要なミルク量と授乳回数の目安
1日の総量はどのくらい?(500〜700mlが目安)
9ヶ月頃の赤ちゃんに必要なミルク量は1日500〜700ml程度が目安です。離乳食がしっかり食べられている子は少なめでもOK。食が細い子はやや多めでも問題ありません。赤ちゃんの機嫌・便の状態・体重推移を総合して調整しましょう。
授乳回数の平均とタイミングの取り方
授乳回数は1日3〜4回が一般的です。朝・昼・夕の食後+寝る前に与えるパターンが多く、生活リズムに合わせて前後させて問題ありません。
育児用ミルクとフォローアップミルクの違いと使い分け
フォローアップミルクはいつから?必要なケースとは
フォローアップミルクは鉄分などの補給を目的としており、離乳食が進んだ赤ちゃん向けの飲料です。ただし必ず切り替える必要はありません。離乳食で十分に栄養がとれている場合は無理に与えなくても大丈夫です。
育児用ミルクを続けるメリット
育児用ミルクは母乳代替として栄養バランスが整っています。離乳食の進みがゆっくりな場合や、栄養摂取に不安があるときは、育児用ミルクを継続しても安心です。
離乳食とミルクの理想的な割合とスケジュール
9ヶ月の1日の食事スケジュール例
- 朝:離乳食+ミルク
- 昼:離乳食+ミルク
- 夕:離乳食+ミルク
- 寝る前:ミルク
離乳食3回食とミルクのバランス調整方法
基本は「離乳食が主、ミルクは補助」の考え方。食後にミルクを与えると不足分を補えます。離乳食量が増えたらミルク量は自然に減らしてOK。
▶️ 月齢ごとの進め方はまとめ記事で詳しく解説:【完全ガイド】月齢別の離乳食の進め方と不安解消ガイド
よくある悩み別の原因と対策
ミルクを飲まないときに考えられる理由
- 離乳食でお腹が満たされている
- ミルクの温度が合わない(熱すぎ・ぬるすぎ)
- 哺乳瓶に飽きてきている/飲み方の発達段階の変化
無理に飲ませず、次の授乳で様子を見る・飲み方を変えるなど柔軟に調整しましょう。
飲みすぎてしまう場合の調整法
ミルクを先に与えると離乳食が進みにくくなることがあります。食後にミルクへ切り替える、回数や1回量を見直すなどでバランスを整えましょう。
哺乳瓶を嫌がる・拒否したときの工夫
スパウトマグやストローマグへの移行を試す・乳首の形状や流量を見直す・温度調整を行う、などが有効です。
9ヶ月赤ちゃんのミルクに関するトラブルと対応
吐き戻しや消化不良への対処法
- 少量ずつ、ペースを落として与える
- 飲んだ後は縦抱きで10〜15分様子を見る
- すぐに激しく動かさない・きつい衣類を避ける
ミルクアレルギーの症状と受診の目安
湿疹・下痢・血便・咳嗽などが見られる場合はアレルギーの可能性があります。自己判断せず小児科へ相談を。
参考:日本小児科学会/厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
ミルクの温度・衛生管理の注意点
- 適温は40℃前後(手首の内側でチェック)
- 哺乳瓶の洗浄・消毒は継続する(9ヶ月でも汚染リスクは残る)
- 粉ミルクの計量は正確に・作り置きは避ける
先輩ママの体験談|9ヶ月のミルク育児リアルストーリー
吐き戻しに悩んだ体験
毎回の吐き戻しが続いた時期、飲ませる量を少なめにし、飲後は縦抱きで様子を見るようにしたら回数が減少。焦らずに工夫を続けることが改善につながりました。
温度調整で改善した体験
いつもより熱めになっていたことが原因で飲み渋り。ややぬるめに調整したらいつも通り飲んでくれました。温度チェックは毎回大切だと実感。
哺乳瓶拒否とマグ移行
哺乳瓶を嫌がるようになったため、スパウトマグに切り替え。数日で慣れて飲めるようになりました。飲み方の発達に合わせた切り替えが有効でした。
ミルクを通じてできる親子のスキンシップと育児の工夫
授乳中の声かけ・目を合わせる効果
ミルクタイムは親子の大切なコミュニケーション時間。目を合わせ、やさしく声をかけることで安心感が高まり、飲み進みも良くなります。
歯が生え始めた時期のミルク後の口腔ケア
9ヶ月頃から歯が生え始める赤ちゃんも。ミルク後はガーゼで歯ぐきを拭く、寝る前は水に切り替えるなどで虫歯リスクを減らしましょう。
まとめ|9ヶ月の赤ちゃんに合ったミルク量を調整しよう
9ヶ月のミルク量は1日500〜700mlが目安。離乳食の進み具合や赤ちゃんの様子を見ながら、回数や量を柔軟に調整しましょう。トラブルが続く場合や気になる症状がある場合は、迷わず小児科へ相談を。
執筆・編集情報
執筆:0歳児を育てるママライター/Mother Nature’s Son 編集部
監修・参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」、日本小児科学会 公開情報
最終更新日:2025年08月23日
参考文献・公的情報
よくある質問(FAQ)
Q1. 生後9ヶ月のミルク量の目安は?
A. 1日の総量は500〜700mlが目安です。離乳食の進み具合や体重推移を見て調整しましょう。
Q2. 授乳回数は何回が理想?
A. 一般的には1日3〜4回です。朝・昼・夕の食後+寝る前のパターンが取り入れやすいです。
Q3. フォローアップミルクに切り替えるべき?
A. 必須ではありません。離乳食が進んでいれば無理に切り替える必要はありません。栄養の補助が必要な場合に選択肢になります。
Q4. ミルクを飲まない/飲みすぎる時は?
A. 飲まない時は温度・飲み方・タイミングを見直し、飲みすぎる時は食後に与えるなどでバランスを調整します。
Q5. 夜間授乳は必要?
A. 個人差があります。日中の離乳食+ミルクで十分摂れていれば、徐々に夜間を減らしていく家庭もあります。無理なく進めましょう。