生後3ヶ月の向き癖・絶壁の基礎対策ガイド
公開日:2025/11/30
最終更新日:2025/11/30
生後3ヶ月の向き癖・絶壁対策ガイド|自然に治る?いつまで?今日からできる“現実的ケア”を専門情報とママ目線で解説
「最近、うちの子…頭の形が平らかも?」
「3ヶ月なのに向き癖がひどい気がする…」
そう感じて、夜中にスマホで“絶壁 3ヶ月”と検索していませんか?
実は、生後3ヶ月は頭の形が最も気になりやすい時期です。多くのママが同じように不安になり、情報を探しています。
でも安心してください。向き癖や絶壁は、原因を知って、月齢に合わせた小さなケアを続けていくことで、自然に目立たなくなっていくケースも少なくありません。
この記事では、医師監修サイトでは分かりづらかった
「結局、いつまでに何をすればいいの?」
「ベビー枕は使っても大丈夫?」
「病院に行くタイミングって?」
といったモヤモヤを、ママ目線でかみ砕いて整理していきます。
専門的な内容もありますが、むずかしい言葉はできるだけ使わず、忙しいママでも“今日からできることだけ”が分かる構成にしています。
※注意:本記事は一般的な情報をまとめたものであり、診断や治療の判断を代わりに行うものではありません。「少しでも心配」「これは普通と違う気がする」と感じた場合は、必ず小児科や専門医に相談してくださいね。
生後3ヶ月、「向き癖・絶壁」が気になるのは普通?
3ヶ月は“頭の形が最も気になりやすい”月齢
生後3ヶ月ごろは、赤ちゃんがまだ自分で大きく動けず、寝ている時間が長い時期です。一方で、ママ・パパは少し心に余裕が出てきて、写真を見返したり、ふと後頭部の形に目がいくようになります。
このタイミングで、
- 「思ったより後頭部が平ら?」
- 「いつも同じ向きで寝ているかも」
- 「写真を撮ると、左右差があるように見える」
と感じることが多くなります。
「3ヶ月で頭の形が気になってきた」=多くのママが通る道と思ってください。
SNS・検索で不安が増える理由
最近は、Instagramやブログ、検索サイトで「絶壁」「ヘルメット治療」「向き癖」などの情報がたくさん手に入ります。便利な一方で、
- 重めの症例写真と自分の子どもを比べてしまう
- 「もっと早く対策をすべきだった」という言葉にドキッとする
- 商品ページや広告の「今すぐ対策!」という表現に焦る
といった“情報疲れ”を起こしやすい側面もあります。
この記事では、必要以上に不安をあおらず、でも大事なポイントはきちんと押さえることを大切にしています。
「うちの子だけ?」と思う必要はない
向き癖や頭の形の悩みは、ママ同士でも本音では話しにくいテーマです。だからこそ、「うちだけおかしいのかな?」と感じてしまいがちです。
でも、ベビー向け撮影会やサロンの現場では、とてもたくさんのママが同じ悩みを抱えていることが分かります。
まずは、
- 「気になっている自分はおかしくない」
- 「向き癖や絶壁が話題になるのは、ごく自然なこと」
と知ることからスタートしましょう。
向き癖・絶壁とは?|原因と仕組みをやさしく解説
向き癖はどうして起きる?(新生児の頭の骨の特徴)
赤ちゃんの頭の骨は、大人よりも柔らかく、いくつかの骨がつながって「すき間(骨のつなぎ目)」がある状態です。これは、
- 出産時に産道を通りやすくするため
- 生まれてからも脳がどんどん成長できるようにするため
という、とても大事な仕組みです。
その一方で、
- いつも同じ向きで寝ている
- お気に入りの方向がある(ママ・テレビ・窓の方など)
- 抱っこや授乳の向きが偏っている
などの理由で、同じ場所に長く圧がかかりやすくなり、その部分が平らになっていくことがあります。これが「向き癖」や「絶壁」と呼ばれる状態につながります。
絶壁・斜頭症・左右差の違い
頭の形の悩みには、いくつかのパターンがあります。
- 絶壁:後頭部全体が平らに見えるタイプ
- 斜頭:後頭部の片側だけが平らになり、左右差が目立つタイプ
- 左右差:顔の向きや耳の位置、頬のふくらみに差が出てくるケース
見た目で判断しづらい場合も多く、写真だけで自己判断するのは難しいです。「斜め後ろから見たときに、明らかに左右で高さが違う」「写真で見るといつも同じ側がぺたんとして見える」など、気になる場合は早めに小児科や専門外来で相談すると安心です。
3〜4ヶ月が“歪みやすいピーク”と言われる理由
生後3〜4ヶ月ごろは、
- まだ寝ている時間が長い
- 首すわり直前〜首すわりの時期で、向きのクセが固定されやすい
- 頭の骨はまだ柔らかい
という条件が重なり、「歪みやすく、変化も出やすい」時期といわれます。
つまり、このタイミングで少し意識してケアをすることが、後から振り返ると大きな差になることもあります。逆に言えば、今気づけたこと自体が、とても大きな“プラス”なのです。
月齢別|0〜6ヶ月で「いつ何をすれば?」が一目で分かる対策タイムライン
0〜2ヶ月:気づき期(予兆に気づくサイン)
0〜2ヶ月の赤ちゃんは、ほとんどを寝て過ごします。この時期は、
- 「いつも同じ方向を向いていないかな?」
- 「抱っこすると、自然に同じ側に頭を預けていないかな?」
といった“クセ”に気づく時期です。
この段階では、形そのものを大きく変えようとするよりも、
- ベッドの向きを変えてみる
- 声をかける位置や、モビールの位置を変えてみる
など、「赤ちゃんが自然と反対側も向きたくなる工夫」を少し試してみるイメージでOKです。
3〜4ヶ月:集中ケア期(最も効果が出やすい時期)
3〜4ヶ月は、向き癖ケアにとっていちばんの頑張りどきといわれることが多い時期です。
この時期は、
- 首がしっかりしてきて、うつぶせ遊び(タミータイム)も少しずつできる
- 起きている時間も増え、「寝ている姿勢」以外で頭にかかる圧を減らせる
ため、ちょっとした工夫の積み重ねで、見た目の印象が変わっていきやすいタイミングです。
5〜6ヶ月:経過観察+受診判断期
5〜6ヶ月になると、寝返りをする赤ちゃんも増え、自分で姿勢を変える力がついていきます。その一方で、頭の骨もしっかりしてきて、変化しにくくなる側面もあります。
この時期は、
- 生後3〜4ヶ月ごろと比べて、どのくらい変化があったか
- 左右差や顔のバランスが気になるかどうか
を改めて見直す時期です。
「やっぱり気になる」「左右差が目立つ気がする」と感じる場合は、早めに専門外来で相談することも選択肢になります。
今日からできる向き癖ケア|無理なく続く“現実的な”自宅対策
① 抱っこの向きを変える(生活に取り入れやすい)
一番取り入れやすいのが抱っこの向きを意識することです。
つい、
- 利き腕側でばかり抱っこしてしまう
- 授乳の向きが毎回同じ
といったクセがつきがちです。
そこで、
- いつもと反対側の腕で抱っこしてみる
- 授乳のたびに左右の向きを交互にしてみる
など、日常の中で少しだけ意識を変えてあげると、赤ちゃんの首・頭にかかる圧を分散しやすくなります。
② 寝かせる向きを軽く調整する
赤ちゃんは、
- 明るい方
- 音のする方
- ママの気配がする方
に顔を向けがちです。
その性質を利用して、
- ベビーベッドの向きを変えてみる
- モビールやぬいぐるみの位置を、反対側に移動してみる
- 声をかける位置を意識してみる
といった工夫をすると、「自然と反対側を向きたくなる環境」をつくることができます。
③ タミータイム(嫌がるときの工夫も解説)
タミータイム(うつぶせ遊び)は、向き癖対策だけでなく、首や背中の筋力発達にもよいとされています。
ただし、
- 必ず目の届くところで
- 短時間から少しずつ
行うことが大前提です。
嫌がる場合は、
- ママやパパも床に寝転んで、顔を近づけながら声かけをする
- お気に入りのおもちゃを目の前に置く
- 1〜2分だけから始める
など、“頑張りすぎないスタート”がおすすめです。
④ 授乳姿勢・縦抱きでの調整
授乳の向きも、向き癖に影響しやすいポイントです。
例えば母乳の場合、
- 左胸 → 右胸と交互にあげる
- 同じ胸でも、赤ちゃんの向きを変えてみる
など、「いつも同じ向きになりすぎない」ことが大切です。
授乳後のゲップタイムに、
- 反対側の肩に頭を乗せてみる
- 向き癖とは逆側に軽く顔を向けるように抱っこしてみる
といった工夫も、少しずつの積み重ねになります。
忙しい日でも「ここだけ」やればOKリスト
毎日、すべての対策を完璧にやるのは現実的ではありません。
そこで、「今日はここだけできればOK!」という最低ラインを決めておくと気持ちもラクになります。
- 抱っこの腕を、1日のうち1回は意識して反対側にしてみる
- 寝かせる前に、1回だけ頭の向きをそっと反対側に変えてみる
- 余裕のある日だけ、1〜2分タミータイムをしてみる
このくらいでも、「何もしていない」のとは大きな違いです。できなかった日があっても、どうか自分を責めすぎないでくださいね。
ベビー枕は使っていい?効果・安全性・選び方を整理
医師監修記事が「枕に慎重」な理由
医師監修の記事では、ベビー枕や絶壁防止枕について、
- 有効性がはっきり証明されていない
- 柔らかすぎる枕は、窒息やSIDSリスクの一因となる可能性がある
といった理由から慎重な意見が出されることが多いです。
つまり、
- 「絶対にダメ」という意味ではなく
- 「使い方・選び方をよく考えよう」というメッセージ
と受け取るのが現実的です。
実際のママたちが枕に期待していること
一方で、ママたちからは、
- 「少しでも後頭部の丸みをキープしてあげたい」
- 「添い乳で寝かせることが多く、同じ側を向きやすいので不安」
- 「タオルを自分で調整するより、専用枕の方がラクそう」
といった声も多く聞かれます。
枕そのものが魔法の道具になるわけではありませんが、“他のケアと組み合わせるパーツのひとつ”として、上手に取り入れている家庭もあります。
窒息リスクを避けるための安全に使うためのポイント
もしベビー枕を使う場合は、必ず以下のような点を意識しましょう。
- 顔が沈み込まない、適度な硬さがあること
- 鼻や口が枕に埋もれない形状であること
- 大きすぎず、赤ちゃんの頭〜首のサイズに合っていること
- うつぶせ寝のままにしない、必ず大人の目が届く環境で使うこと
また、少しでも「危ないかも」と感じた使い方は避けることが大前提です。
枕だけに頼らない「頭の形ケア」考え方
大切なのは、
- 「枕さえ使えば大丈夫」と思い込みすぎないこと
- 日中の抱っこ・遊び・寝かせ方とセットで考えること
です。
枕はあくまで「圧を分散するための“補助”」と考え、
抱っこやタミータイムといった基本ケアを土台にしていきましょう。
丸い形の頭を自然に整えるため赤ちゃん専用に開発された「ベビー枕」
エスメラルダのベビー枕は、
- 赤ちゃんの頭の丸みに沿う、くぼみのあるデザイン
- 適度な硬さと通気性のある素材
- 洗濯できるカバーで、汗っかきな時期でも清潔を保ちやすい
といった点が特徴です。
特に、
- 「タオルで毎回調整するのが大変」
- 「枕の位置がズレやすくて困っている」
といったご家庭にとっては、「毎日続けやすい形に整えてくれるアイテム」として役立つ可能性があります。
実は、開発のエスメラルダは、ルーツは女性のための心地よい眠りを追求してきた経歴があります。
実は、女性の眠りと男性の眠りは違うため、女性専用の枕の設計が必要になったそうなのです。
そして、そのノウハウを活かし赤ちゃん専用の枕が誕生しました。
「ベビー枕」には、この赤ちゃん専用枕は、「向き癖を自然に直す」だけでなく、
・心地よい眠り(通気性の良さと衛生面を徹底追求)
・ママの声を徹底的に盛り込んだ設計
で作られた優れもの。
赤ちゃんの「まんまる頭」のことで不安があれば、
ぜひ一度お試しください。
より詳しくは、下のリンクで解説しています。
上記の一方で、
- すでに左右差がかなり目立つ場合
- 形だけでなく、顔のバランスの気になる症状がある場合
などは、枕だけに頼らず、早めに専門医に相談することを優先してくださいね。
赤ちゃんの頭の形は“いつまで”治る?自然経過と改善できる範囲
自然に改善するケース
成長とともに、
- 起きている時間が増える
- 寝返りやズリバイが始まる
ことで、「同じ場所にずっと圧がかかり続ける」状態から自然と卒業していきます。
その結果、
- 3〜4ヶ月ごろに気になっていた絶壁が、1歳近くであまり目立たなくなった
- 写真を並べてみると、少しずつ丸みが出ているのが分かった
というケースも多くあります。
改善がゆっくりなケース
一方で、
- 早い時期から左右差がはっきりしていた
- 向き癖がとても強く、なかなか反対を向いてくれない
といった場合は、改善に時間がかかったり、完全には目立たなくならない場合もあります。
ただし、そのようなケースでも、
日常生活に支障がなかったり、本人が成長したときに気にしない程度であれば、「個性の一部」としてとらえる考え方もあります。
3〜6ヶ月で見ておきたいサイン
3〜6ヶ月ごろに、特に注意して見ておきたいポイントは、
- 真上から見たときに、後頭部の左右で明らかな差があるか
- 顔の中心(鼻や口)が、頭の中心から大きくずれていないか
- 写真で見ると、いつも同じ角度からしか撮れない(反対向きが撮りづらい)か
などです。
ひとつの判断基準として、「気になって、何度も頭の形を触ってしまう」くらいの不安がある場合は、
自己判断だけに頼らず、小児科や頭の形外来で相談すると心が軽くなることが多いです。
病院を受診すべき?ヘルメット治療を検討するタイミング
受診の目安(左右差/変形の度合い)
次のような場合は、一度医師に相談する目安として考えてください。
- 左右で後頭部の高さがはっきり違うように見える
- おでこや頬の出方にも左右差が出ている気がする
- 写真を撮ると、いつも同じ側の後頭部が平らに見える
- 周りの人(家族や健診の先生)からも指摘される
不安なときは、「この程度でも相談していいのかな?」と迷う必要はありません。
「心配だから、見てほしい」という理由だけでも、充分に受診する価値があります。
ヘルメット治療の適齢期(4〜6ヶ月)
ヘルメット治療は、一般的に4〜6ヶ月ごろから開始することが多いと言われます(詳細は医師の判断によります)。
この時期は、
- 頭の骨がまだ柔らかく、形の変化が期待しやすい
- 寝返りなどで活動量も増えてくる
ため、治療の効果が出やすいとされています。
ただし、
- 治療をするかどうか
- どの程度まで改善を目指したいか
は、家庭ごとの価値観や、変形の程度、費用・通院の負担によっても変わってきます。
治療を選ぶ家庭/選ばない家庭の違い
現場で話を聞いていると、
- 「将来、髪型の自由度も含めて、できるだけ整えてあげたい」と考え、ヘルメット治療を選ぶ家庭
- 「多少の左右差なら個性ととらえ、日常生活に支障がないなら治療はしない」と考える家庭
など、選択はさまざまです。
どちらを選んでも、「親として間違っている」ということはありません。
大事なのは、「十分に情報を知った上で、納得して選べること」です。
相談する先(小児科・頭の形外来)
まずは、
- かかりつけの小児科
- 1ヶ月健診・3〜4ヶ月健診で相談した医師
に相談してみるとよいでしょう。
さらに詳しく見てもらいたい場合は、「頭の形外来」「頭蓋変形の専門外来」などを設けている医療機関もあります。地域名+「頭の形」「ヘルメット治療」などで検索すると、情報が出てくることもあります。
“ここまでできていれば十分”向き癖ケアのチェックリスト
完璧でなくても大丈夫
向き癖ケアは、どうしても「ちゃんとやらなきゃ」と頑張りすぎてしまいがちです。
でも、子育ては向き癖対策だけが仕事ではありません。授乳、オムツ替え、寝かしつけ…ママはすでに十分すぎるほど頑張っています。
そのため、この記事では、「これが全部できていないとダメ」ではなく、「このくらいできていたら十分」という視点でチェックリストを考えます。
最低限のケアで改善したケース
例えば、次のようなケースがあります。
- 抱っこの腕を意識して変えることだけを続けた
- 寝かせる向きだけ、向き癖とは逆側を意識するようにした
- 余裕のある日にだけタミータイムを取り入れた
それでも、
「3ヶ月の頃に気になっていた絶壁が、1歳の頃にはほとんど気にならなくなった」
というママも少なくありません。
大切なのは、“少しずつでも続けること”と“必要以上に自分を責めないこと”です。
ママの罪悪感を軽くする考え方
もし、
- 今日は何も対策できなかった
- ついイライラしてしまって、向き癖どころではなかった
という日があっても、それは当たり前のことです。
そんな日は、
- 「今日も一日、赤ちゃんと一緒に頑張った」と自分を認める
- できたことに目を向けてみる
ことも、立派な“子育ての一部”です。
頭の形のケアももちろん大事ですが、何より大切なのは、ママが笑顔でいられること。
そのために、この記事を「やることリスト」だけでなく、「がんばりすぎなくていいよ」というメッセージとしても使ってもらえたら嬉しいです。
先輩ママの体験談|「3ヶ月の頃、一番不安だったけど…」
向き癖に悩んだママのリアルなストーリー
ここでは、Mother Nature’s Sonのイベントやサロンで出会ったママたちの声をもとにした、イメージストーリーをご紹介します。
【Aさん(30代/第一子)】
「3ヶ月の頃、スマホの写真を見返したら、どの写真も同じ側の後頭部がぺたんとしているように見えて、すごくショックでした。
『このまま治らなかったらどうしよう』と不安で、夜中に“絶壁 いつまで”“ヘルメット治療”ばかり検索していました。」
そんなAさんも、
- 抱っこの腕を意識して変える
- ベッドの位置を変えてみる
- 短時間のタミータイム
といった対策を少しずつ続けていくうちに、6ヶ月ごろには「最初ほどは気にならないかも」と思えるようになったそうです。
枕を使った/使わなかったケース比較
【枕を使ったケース】
「専用のベビー枕を購入してから、頭の位置が安定して、向き癖の方向とは反対側にも向きやすくなりました。
もちろん、『枕だけで全部治った』わけではありませんが、日中の抱っこや遊びと組み合わせることで、私には続けやすかったです。」
【枕を使わなかったケース】
「窒息が心配だったので枕は使わず、タオルを少し敷く程度にしました。でも、抱っこの向きや寝かせる向きを意識するだけでも、1歳の頃にはあまり気にならなくなりました。」
このように、「枕を使うか・使わないか」が正解不正解を分けるわけではなく、家庭ごとに合ったやり方を選んでいることが分かります。
改善が見えてきた瞬間(写真で残す価値)
向き癖で悩んでいたママの中には、
- 「3ヶ月の頃の頭の形と、1歳の頃の写真を並べてみて、変化を感じてホッとした」
- 「あんなに悩んでいた時期も、今では“がんばっていた自分”の証として残せてよかった」
という声もあります。
もし、ハーフバースデーや1歳のお誕生日の撮影会などに参加する機会があれば、
「あの頃こんな形だったね」と笑って話せる日をイメージしながら、今の気持ちも一緒に写真に残してあげるのも素敵です。
まとめ|一番大切なのは「頑張りすぎず、安心して向き合えること」
行動の優先順位
最後に、今日からできることを整理しておきます。
- まずは、不安な気持ちを「普通のこと」と知って、自分を責めない
- 0〜6ヶ月のタイムラインの中で、今できるケアを1つだけ選ぶ
- 抱っこ・寝かせ方・タミータイムのうち、続けやすいものから始める
- 枕を使うかどうかは、安全性と家庭の状況を考えて慎重に選ぶ
- どうしても不安が強い場合は、早めに小児科や専門外来へ相談する
今日からできる小さな一歩
大きなことをしなくても構いません。
「今日は抱っこの腕を変えてみよう」
「寝かせるときに、1回だけ頭の向きを反対にしてみよう」
そんな小さな一歩が、1ヶ月後・半年後には、大きな安心につながっていきます。
不安な時に読み返してほしいこと
この記事を閉じたあとも、不安になる日があるかもしれません。
そんなときは、
- 「3ヶ月で頭の形が気になるのは、みんな同じくらいある」
- 「少しずつのケアでも、やっていることには必ず意味がある」
- 「完璧じゃなくていい。ママが笑顔でいることが、いちばんの栄養」
この3つだけ、思い出してもらえたら嬉しいです。
そしてもし、「自分だけでは抱えきれないな」と感じたときは、
ひとりで悩まずに、小児科や専門の先生、身近な人に相談してくださいね。
あなたと赤ちゃんの毎日が、少しでも安心に近づきますように。
よくある質問(FAQ)
生後3ヶ月の頭の形は自然に治りますか?
多くの場合、月齢が進むにつれて自然に改善します。ただし左右差が大きい場合や不安が強い場合は、早めに小児科や専門外来へ相談すると安心です。
ベビー枕は使った方がいいですか?
絶対に必要というものではありません。安全性・赤ちゃんの寝姿勢・素材を確認したうえで、「他のケアの補助」として使うのが現実的です。不安がある場合は無理に使用しなくてOKです。
タミータイムはどれくらいやればいいですか?
最初は1〜2分からで十分です。赤ちゃんの機嫌が良い時・必ず目の届く場所で行い、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
ヘルメット治療はいつから始めるべき?
一般的には4〜6ヶ月が適齢期とされています。開始時期は頭の状態や医師の判断によりますので、不安があれば早めに専門医に相談しましょう。
向き癖対策は毎日全部やらないとダメ?
完璧でなくて大丈夫です。抱っこの向きを変える、寝かせる向きを意識するなど、“できる時にできることだけ”で十分効果が期待できます。

