新生児のゲップした後なのに苦しそう…原因と対処法、先輩ママの体験談
公開日:2025/2/28
最終更新日:2025/9/3

新生児がゲップをしたのに苦しそうにしていると、「ちゃんと出せたのに大丈夫?」と不安になりますよね。多くは 空気が残っている、または 胃の未発達 による一時的な不快感が原因です。本記事では、考えられる原因と正しい対処法、受診すべき目安、そして先輩ママの体験談までまとめてご紹介します。
新生児がゲップ後に苦しそうにするのはなぜ?
胃の未発達(胃軸捻転など)の影響
生まれて間もない赤ちゃんの胃はまだ未熟で、胃の入り口の筋肉も弱い時期。体勢や飲み方によっては胃がねじれたような状態(胃軸捻転)になり、空気がうまく抜けずゲップ後もお腹が張って苦しそうに見えることがあります。
飲み込んだ空気が残っている
授乳中に飲み込んだ空気が残っていると、不快感からもぞもぞ・唸る・顔をしかめるなどの様子が見られます。授乳直後はしばらく様子を観察し、表情やお腹の張りをチェックしましょう。
母乳とミルクで違いはある?
- 母乳:吸いつき方が安定すれば空気を飲みにくい。一方で新生児期は吸啜が未熟で空気を含みやすいことも。
- ミルク(哺乳瓶):乳首サイズや角度次第で空気を飲み込みやすくなる。乳首の流量・角度調整で改善するケースが多いです。
参考情報:赤ちゃんの健康や授乳全般については、こども家庭庁|授乳や離乳についてをご覧ください。
苦しそうなときの対処法
正しいゲップのさせ方(縦抱き・背中さすり・軽くトントン)
- 縦抱きにする:頭をしっかり支え、肩に顎が乗る高さまで抱き上げます。
- 背中をやさしくさする:手のひら全体で下から上へ。
- 軽くトントン:強く叩く必要はありません。リズムや強さは赤ちゃんの様子を見ながら。
出ないときは無理に続けず、数分おいて姿勢を変えて再トライを。
授乳後の姿勢と注意点
- 授乳後5〜10分ほど縦抱きで落ち着かせる。
- 寝かせるときは頭をやや高くし、向きも固定しすぎない。
- 授乳中も頭が少し高くなるよう角度をつけ、空気を飲みにくく。
夜間に苦しそうなときの工夫
- 抱っこひもを活用して縦抱き時間を短時間でも確保。
- 就寝前は少量ずつこまめに授乳し、逆流の不快感を軽減。
- 吐き戻しが多い夜は寝床の傾斜(安全に配慮しごくわずか)を検討。
医師に相談すべき症状と受診目安
次のようなサインがある場合は、小児科へ相談をおすすめします。
- 吐き戻しが頻回で、体重が増えない/減る
- ゼーゼー・ヒューヒューなどの呼吸音、顔色が悪い、チアノーゼ
- 激しく泣き続ける、強いお腹の張りが続く
- 血が混じる嘔吐や緑色の嘔吐など異常が疑われるとき
迷ったらまずは受診を。基礎情報は こどもの救急:赤ちゃんが泣き止まないとき(受診目安チェックリスト付き) も参考になります。
よくあるトラブルと対処法
吐き戻しによる窒息のリスクと防止策
- 授乳直後にすぐ横に寝かせない(まずは縦抱きで落ち着かせる)。
- 寝かせるときは頭をわずかに高く・横向きをときどき入れ替える。
- 続く場合は少量頻回授乳を検討。
ゲップが出ないときの対処
- 姿勢を変える(肩抱き⇄膝上うつ伏せなど)。
- 数分おいてから再トライ。無理はしない。
- 授乳時の角度・乳首サイズ・授乳ペースを見直す。
先輩ママの体験談
医師に相談して安心できた話
「夜中に何度もゲップ後に唸って苦しそうで不安でした。小児科に相談したら『成長とともに良くなることが多い』と説明されて気持ちが楽に。迷ったら相談してよかったです。」(30代ママ)
夜間のつらさを乗り越えた工夫
「授乳後に『う〜ん』が続き、毎回抱っこで1時間…。抱っこひもで縦抱きにしてみたら少しずつ改善しました。私の睡眠も確保できて気持ちの余裕が戻りました。」(20代ママ)
母乳とミルクの違いを実感
「母乳のときはゲップが出にくく苦しそう。哺乳瓶は比較的スムーズ。乳首サイズを調整したら空気の飲み込みが減って楽になりました。」(30代ママ)
家族のアドバイスが効いた
「母に『頭を少し高くして寝かせてみて』と言われ試すと吐き戻しが減り、赤ちゃんも落ち着きました。身近な先輩の知恵は心強い!」(20代ママ)
成長とともに自然に解消
「新生児期は毎回心配でしたが、3か月頃から改善、6か月にはほとんど気にならず。『今だけ』を信じてよかった。」(30代ママ)
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よくある質問(FAQ)
Q. ゲップが出なくても大丈夫?
A. すぐに出ないこともあります。無理をせず姿勢を変えて数分後に再トライ。苦しそう・吐き戻しが多いなど気になるサインが続く場合は受診を。
Q. ゲップ後に泣くのはなぜ?
A. 空気が残っている・体勢が合わない・お腹が張っているなどの可能性があります。縦抱きや角度の見直しで楽になることが多いです。
Q. いつまでゲップは必要?卒業の目安は?
A. 個人差がありますが、首がすわり始め消化が安定する3〜6か月頃から徐々に必要性が減ることが多いです。様子を見ながら無理なく。
医療情報は一般的な情報です。心配な症状や急な変化があるときは、早めに小児科へご相談ください(こどもの救急:赤ちゃんが泣き止まないとき(受診目安チェックリスト付き))。
まとめ(成長の楽しみも忘れずに)
- 新生児がゲップ後に苦しそうでも、多くは空気の残り・胃の未発達による一時的な不快感。
- 正しいゲップのさせ方と授乳後の姿勢で楽になるケースが多数。
- 受診目安のサインがある場合は早めに小児科へ。
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ゲップが出なくても大丈夫?
すぐに出ないことはよくあります。無理に続けず数分おいて姿勢を変えて再トライしましょう。苦しそう・吐き戻しが多い・お腹の張りが強いなどが続く場合は小児科へ相談を。
ゲップ後に泣くのはなぜ?
空気が残っている、体勢が合わない、お腹が張っているなどが考えられます。縦抱き5〜10分・背中さすり・軽いトントン、寝かせる前に頭をやや高くするなどで楽になることが多いです。
いつまでゲップは必要?卒業の目安は?
個人差はありますが、首がすわり消化も安定してくる生後3〜6か月から徐々に必要性が減るケースが多いです。様子を見ながら無理なく減らしてください。
受診の目安は?
- 吐き戻しが頻回で体重が増えない/減る
- ゼーゼー・チアノーゼ・顔色不良などの異常
- 強いお腹の張り・激しく泣き続ける
- 血混じり・緑色の嘔吐などの異常が疑われる
迷うときは早めに小児科へ相談を。
吐き戻しが心配なときの寝かせ方は?
授乳直後はすぐに寝かせず、まず縦抱きで5〜10分落ち着かせます。寝かせるときは安全に配慮しつつ頭をわずかに高く、向きは固定しすぎないよう適宜入れ替えます。
夜間に苦しそうなときの工夫は?
- 抱っこひも+縦抱きで短時間でも落ち着かせる
- 少量頻回にして逆流の不快感を軽減
- 寝床は安全基準の範囲でごくわずか傾斜を検討
母乳とミルクで違いはある?
母乳は吸いつきが安定すれば空気を飲みにくい一方、新生児期は吸啜が未熟で空気を含みやすいことも。ミルクは乳首サイズや角度で空気の入り方が変わるため、合う設定を見直すと改善しやすいです。
