9回目のメンタルリープ(生後13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月)のメンタルリープの変化と期間を含めて徹底解説
公開日:2025/3/7
最終更新日:2025/8/23

生後13ヶ月ごろから、ぐずりや夜泣き、イヤイヤが一気に強まって戸惑っていませんか? それは第9回目のメンタルリープ(原則の世界)が関係しているかもしれません。この記事では、期間や特徴、乗り越え方、先輩ママの体験談までをわかりやすくまとめました。最後に1歳の成長を「形」に残すおすすめの過ごし方もご紹介します。
9回目のメンタルリープとは?(期間・特徴まとめ)
時期:生後59〜65週(目安:13〜15ヶ月)。個人差があり、1〜6週間の幅で続くことがあります。
呼び名:認知の飛躍が起きるこの時期は「原則の世界」とも呼ばれ、物事に一貫した仕組みやルールがあることに気づき始めます。
メンタルリープの基礎知識は以下の記事も参考にしてください。
▶︎ メンタルリープとは?赤ちゃんの成長と上手な付き合い方を解説
▶︎ 0歳〜1歳のメンタルリープ全10回まとめ(時期と対策)
9回目で見られる子どもの変化
気持ちや意図の理解が進む
- 他人が自分と違う考え・気持ちを持つと気づき始める(心の理論の萌芽)
- 表情や声のトーンから「嬉しい・悲しい・怒っている」を読み取ろうとする
- 大人の意図を推測し、行動で応えようとする
感情の共有(共感)の芽生え
- 泣いている人に寄り添う・なでる・心配そうに見る
- 周りの笑顔に同調して一緒に笑う、感情の同期が増える
ルールや役割の理解
- 「順番こ」「いいよ/だめ」など簡単な社会的ルールを理解し始める
- 表情・声色からOK/NGを読み取り、行動を調整し始める
- ごっこ遊びに大人の役割や決まりが登場
自我と社会性のバランス
- 「自分でやりたい!」が強まる一方、他者への関心も高まる
- おもちゃの取り合いなどの衝突は社会性が育つ過程
- 「貸して」「どうぞ」など簡単なやり取りが見られることも
この時期にママが困りやすいこと
🎭 感情の起伏・こだわりの強さ
- 些細なきっかけで怒る・泣く・癇癪を起こす
- 同じ順番・やり方への強いこだわり
- 「イヤ!」の連発、気持ちの切り替えが難しい
🛌 生活リズムの乱れ(夜泣き・寝ぐずり)
- 寝つきに時間がかかる・再入眠が難しい
- 昼寝・就寝時間が不安定、早朝覚醒が増える
🍽 食事・お世話の大変さ
- 食べムラ・偏食、遊び食べが増える
- オムツ替え・歯みがき・着替えの拒否
🚫 「イヤイヤ期」のはじまり
- なんでも「自分でやる!」で進まない
- 危険行動・困った行動への注意が通りにくい
- 抱っこ拒否/抱っこ要求の極端さ
🧍♀️ 社会性の成長に伴う悩み
- おもちゃの取り合い、押す・叩くなどのトラブル
- 人見知り・後追いの強まり、気を引くための困り行動
乗り越える工夫(今すぐできること)
① 家族やサポートを頼る
- 「10分だけ抱っこお願い!」など具体的に依頼する
- 宅配・レトルト・家事代行など、外部サービスを積極活用
② 視点・言葉の置き換えで心を軽く
- 「ぐずりは成長の証」と捉え直す
- 声かけ例:「また泣いてる… → 言いたいことが増えてきたね」
- 昨日と同じ進行を求めすぎない(子どもは今を試行中)
先輩ママの体験談
夜泣きが増えたとき
「13ヶ月頃から2時間おきに起きる日も。
ホワイトノイズを使い、思い切って昼寝を15分短くしたら少し改善しました。」(30代ママ)
食べムラ・偏食
「野菜ゼロの日もあって焦りました。
小さく分けて“食べられる物から”出す+一口ずつでOKにしたら、徐々に戻りました。」(20代ママ)
社会性トラブル
「おもちゃの取り合いで押してしまうことが増えました。
先生から『発達過程で自然なこと、言葉を添えて教えていけば大丈夫』と言われて肩の力が抜けました。」(30代ママ)
1歳は「成長の節目」だからこそ大切に
第9回のリープは大変さと同時に、1歳ならではの伸びが感じられる時期。日本の伝統行事「一升餅」「選び取り」など、節目を祝う文化もあります。
「大変な今こそ、成長を肯定的に残す」ために、家族でお祝いの時間を作るのもおすすめです。
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1歳のお誕生日の撮影会 では、ブース撮影に加えて一升餅・選び取りも体験できます。
「大変な時期だけど、最高の1日」に。今の表情・仕草を、家族みんなで楽しく残しましょう。
困ったときの受診の目安・参考リンク
夜泣きや生活リズムの乱れが長期にわたり日常生活に支障する、発熱や全身状態の悪化を伴う、けいれん・反応が乏しいなどのサインがある場合は受診を検討してください。
まとめ
- 第9回のメンタルリープは13〜15ヶ月の「原則の世界」。ぐずり・イヤイヤは成長のサイン
- 家族に頼る/視点を変えるなど、今日からできる工夫で軽くなる
- 1歳は節目。一升餅・選び取りやお誕生日撮影会で今の成長を楽しく残そう
よくある質問(FAQ)
第9回のメンタルリープはいつからいつまで?
目安は生後59〜65週(13〜15ヶ月)。個人差があり、1〜6週間の幅で続き、中心値は約5週間です。
どんなサイン・変化が見られますか?
- 共感の芽生え:泣いている人に寄り添う等
- ルール理解:順番こ、OK/NGの理解
- 自我の強まり:こだわり・「自分で!」の増加
- 生活リズムの乱れ:夜泣き・早朝覚醒・寝ぐずり
- 食事の難しさ:食べムラ・遊び食べ
- 社会性の衝突:おもちゃの取り合い 等
イヤイヤ期との違いは?
メンタルリープは発達スパートに伴う一時的な不安定さで、期間が終わると落ち着きやすい傾向。一方、イヤイヤ期は自我の発達に伴う長期的な傾向で、2歳前後を中心に続きます。
この時期は両者が重なりやすいため、共感の言葉がけ・選択肢の提示・環境調整が有効です。
夜泣きが増えたときの対策は?
- 入眠ルーティン(照明・読み聞かせ・音)を一定にする
- 就寝前の興奮刺激(長時間のテレビ・激しい遊び)を控える
- 昼寝を少し短く/遅くしすぎない等、リズムを微調整
- ホワイトノイズ・環境音の活用、寝室環境(温湿度/衣服)を整える
- 長期化・発熱・日中の機嫌低下などがあれば受診を検討
食べムラ・偏食への向き合い方は?
- 少量多品目・小さく切る・手づかみOKで成功体験を増やす
- 食べられる物から一口ずつ、無理強いしない(時間は区切る)
- 食卓に集中できる環境に(おもちゃや画面を遠ざける)
- 体重や発達が順調なら一時的なムラは珍しくありません
児童館や保育園で押す・取り合いが増えます。どう対応?
- 安全確保→即停止→気持ちの言語化(「これが欲しかったんだね」)
- 代替行動(順番・交換・別の遊び)を具体的に示す
- 保育者と連携し、同じルールで一貫対応
- 危険行為は短く明確に止め、望ましい行動をすぐ褒める
受診の目安はありますか?
次のようなサインがあれば受診を検討してください。
- 発熱・嘔吐・けいれん・呼吸苦・反応が乏しい 等
- 睡眠障害や不機嫌が長期化し、日常生活に大きな支障
家族はどうサポートすると良い?
- 「10分抱っこお願い」など具体的に依頼し役割分担
- 家事・買い物は外部サービスを活用し負担を減らす
- ママの休息時間の確保を最優先に(交代制・仮眠)
- 言葉の置き換え(「また泣いてる→言いたいことが増えたね」)で心を軽く
1歳の節目はどう過ごす?(記念の残し方)
一升餅・選び取りなどの伝統行事や、家族写真・記念撮影で「今の表情と仕草」を残すのがおすすめです。
人気のイベント:1歳のお誕生日の撮影会(一升餅・選び取り付き)