赤ちゃんの足がピーンと伸びるのは病気?生後5ヶ月の反射と安心対策
公開日:2025/2/13
最終更新日:2025/8/23

おむつ替えのときや寝ているときに、赤ちゃんの足がピーンと伸びて気になることはありませんか?「病気なの?」「発達に影響は?」と心配になるママ・パパも多いですが、これは多くの場合、赤ちゃん特有の原始反射による動きです。
生後5ヶ月の赤ちゃんの足がピーンとなるのは大丈夫?
結論から言うと、多くは正常の範囲です。発達の過程でみられる反射が原因で、月齢とともに落ち着いていきます。
よく見られる「緊張性迷路反射(TLR)」とは
仰向けの状態で頭が後ろに倒れると、足がピーンと伸びて体が反る動きが出ることがあります。これが緊張性迷路反射(TLR)です。逆にうつ伏せでは身体を丸めるようになります。
一般的には生後4ヶ月頃から見られ、1歳頃には消失していきます。
もう一つの原因「緊張性頚反射(ATNR)」とは
仰向けで赤ちゃんの顔を右に向けると右手足が伸び、反対側は曲がる――フェンシングのポーズのような動きは緊張性頚反射(ATNR)です。生後すぐから見られ、多くは生後5〜6ヶ月で落ち着いてきます。
反射はいつまで続く?消失の時期
原始反射は成長に伴って自然に消えていくもの。ピーンとした動きがあっても、発達過程の一部として心配いらないことがほとんどです。
病気や発達異常の可能性はある?
多くの場合は心配いりませんが、次のような様子がある場合は小児科で相談しましょう。
受診を検討すべき症状
- 足が硬直して曲げられない、強いつっぱりが続く
- 体全体が反り返って泣き続ける、授乳・睡眠に支障が出る
- 月齢が進んでも反射が強く残る、動きが極端に強い
- 発達の遅れ(首すわりや寝返りの遅れ)が気になる
- 左右差が強い(片足だけ極端につっぱる など)
正常な反射との見分け方のポイント
- 日常で笑顔や手足の自発的な動きが見られる
- つっぱりは一時的で、あやすと落ち着く
- 左右差が強くない、痛がる様子がない
専門機関の参考情報リンク
※本記事は一般的な情報です。気になる症状があれば必ず小児科医にご相談ください。
足がピーンでおむつ替えが難しいときの工夫
横向きでのおむつ替え
仰向けで足が伸びてしまう場合は、赤ちゃんを横向きにして、片足ずつテープを止めるとやりやすくなります。
優しくサポートする曲げ伸ばし
ゆっくりと足を曲げ伸ばししてあげるとスムーズ。力を入れすぎず、赤ちゃんが嫌がるときはやめましょう。
NGなお世話
- 強引に足を曲げる・押さえつける
- 赤ちゃんの抵抗を無視して続ける
発育を促すおすすめの遊び・運動
日常にちょっとした遊びを取り入れると、発達を助けながら親子で楽しい時間を過ごせます。
腹ばい運動で首と体幹を鍛える
うつ伏せで顔を上げる練習。目の前におもちゃやママの顔を置くと続けやすいです。
ゆりかご運動でリラックス
仰向けで赤ちゃんの頭と膝を抱えて左右にゆらゆら。身体を丸めることでリラックスが期待できます。
手足の曲げ伸ばし体操
「のびのび〜」と声をかけながら手足を動かすと楽しさUP。運動感覚を養えます。
クロール運動と協調性アップ
仰向けで腕と脚を交互に動かすようサポート。全身の協調性を高めます。
音楽を取り入れた遊び(ベビーリトミック)
音楽に合わせて手を叩いたり身体を揺らす遊びは、親子で楽しめて発達にも良い刺激。
先輩ママの体験談
- 「おむつ替えで足がピーンと伸びて大変だったけど、横向きにして片足ずつテープを止めるようにしたら楽になりました」
- 「リトミックに参加してから、手足を動かすのが好きになってきました」
赤ちゃんとの時間をもっと楽しくするイベント紹介
- ベビーマッサージ(お座り前にぴったり)
- ファーストリトミック(音楽遊びを親子で)
- ベビーアート撮影会(成長記録をおしゃれに)
- 0歳のおでかけイベント(月齢別の楽しみ方)
- 1歳のおでかけイベント(ハーフバースデー記念にも)
この記事は保護者のセルフケアにも配慮しています。困ったときは地域の子育て支援や小児科へ相談して、一人で抱え込まないでくださいね。
よくある質問(FAQ)
生後5ヶ月で赤ちゃんの足がピーンと伸びるのは正常ですか?
受診を検討すべき症状はどれですか?
・足が硬直して曲げられない/強いつっぱりが続く
・体全体が反り返って泣き続ける/授乳や睡眠に支障
・左右差が強い(片足だけ極端につっぱる)
・月齢が進んでも動きが強い/発達の遅れが気になる
反射はいつまで続きますか?
おむつ替えがしにくいときのコツは?
足を優しく曲げ伸ばししても大丈夫?
発達を促すおすすめの遊びは?
▶ ファーストリトミック(イベントページ)