9回目のメンタルリープ(生後13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月)のメンタルリープの変化と期間を含めて徹底解説
生後13ヶ月を迎えたお子さんが、突然ぐずりや夜泣きが増え、戸惑っていませんか?それは9回目のメンタルリープが原因かもしれません。この記事では、この時期の子どもの変化と効果的な対処法、そして先輩ママたちの体験談やママ自身の心のケア方法をご紹介します。同じ悩みを持つママたちの声を参考に、少しでも育児の不安を和らげましょう。
9回目のメンタルリープの期間と特徴
生後59週から65週の間(生後13〜15ヶ月頃)に訪れます。最も多くは5週間続く子ですが、1週間で終わる子もいれば、6週間続く子もいます。
生後64週目頃には、新たな能力として物事に「一貫した仕組み」や「決まり」「ルール」があることに気づき始めます。
科学的には、9回目のメンタルリープのことを「原則の世界」と呼びます。
気持ちや意図の理解が進む
・他人が自分とは違う気持ちや考えを持っていることに気づき始める(心の理論の萌芽)。
・大人や他の子どもの表情や声のトーンから「嬉しい」「悲しい」「怒っている」などを読み取ろうとする。
・親や保育者の意図を理解しようとする(例:「ママはこれを私に渡してほしいのかな?」という理解が芽生える)。
気持ちの共有(共感)のはじまり
・誰かが泣いていると、近づいたり、心配そうな表情をしたりする。
・保育者や親が笑うと一緒に笑ったり、嬉しそうにしたりするなど、感情の「同期」がみられる。
・「よしよし」「なでなで」など、誰かを慰めるような行動を見せることも。
ルールや役割を理解しはじめる
・「順番こ」「だめ」「いいよ」などの簡単な社会的ルールがわかるようになる。
・親や保育者の表情・声から「していいこと/だめなこと」を汲み取り、行動を調整する姿が出てくる。
・ごっこ遊びの中で、大人の役割や決まりを取り入れるように。
自我と社会性のバランスが出てくる
・「自分でやりたい!」という気持ちが強まりつつも、他者との関わりにも関心を持つようになる。
・他の子どもに興味を持ち、近くにいたがるが、おもちゃを取ったり取られたりのぶつかりあいも増える(社会性の成長過程)。
・「貸して」「どうぞ」など、言葉やジェスチャーを使って他者とのやりとりが見られることも
この期間は、赤ちゃんの認知能力、感情表現、自己主張が急激に発達する時期であり、多くのママが「突然扱いづらくなった」と感じることがあります。
▶️メンタルリープについてより詳しく解説した記事は「メンタルリープとは?赤ちゃんの成長と上手な付き合い方を徹底解説!」
▶️メンタルリープの全種類については「0歳から1歳のメンタルリープはいつからいつまで?全10回の時期と対策総まとめ」をご覧ください。

この時期に子供の様子で困りやすい点
9回目のメンタルリープの発達が原因で、この時期特有の対応で困ることやストレスを感じることを紹介します。
🎭 感情の起伏・こだわりの強さ
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ちょっとしたことですぐ怒る・泣く・癇癪を起こす
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気持ちの切り替えができない(気に入らないと長時間泣き続ける)
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以前は大丈夫だったことに急に**「イヤ!」**を連発
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こだわりが強くなり、同じ順番ややり方を求める
🛌 生活リズムの乱れ
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寝ぐずり・夜泣きが再発/悪化
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寝かしつけに時間がかかる・再入眠が難しい
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昼寝時間や夜の就寝時間が不安定になる
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朝早く起きてしまい、ママの休息時間が取れない
🍽 食事・お世話の難しさ
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食べムラ・偏食・食べない日がある
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手づかみ食べや遊び食べがひどく、食事時間がストレスに
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オムツ替え・歯みがき・着替えなどの日常のお世話を嫌がる
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自分でやりたがるが、うまくできず癇癪になる
🚫「イヤイヤ」「自我の主張」が激しくなる
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なんでも「自分でやる!」と言って聞かない
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危ないこと・困ることをしても、注意しても言うことを聞かない
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抱っこ拒否/逆に抱っこばかり求めて家事が進まない
🧍♀️社会性の成長による悩み
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他の子への嫉妬・おもちゃの取り合いなどのトラブルが増える
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ママの気を引こうと、わざと悪さをする
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他の人に対する人見知りや後追いが強くなる
この結果、「また泣いてる…」「どうしてこんなに怒るの?」「もう何をしてもダメな気がする…」「ちゃんと育てられてるのかな?」など、ママが辛くなる機会も増えることにつながるかも。
9回目のメンタルリープの辛さを解決する方法
突然の子供の様子の変化が原因で、急に対応を変えないといけないことになるため、ママも気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうことが多いと思います。
①頼れるところに頼る(できるだけ)
まずは、パートナーや家族などに頼って、この大変な状況を一人だけで乗り越えるのでなく、みんなで対応できる状態にするのがおすすめです。
その上で、ママ自身の「わたしの自由時間」を作るのが重要になります。
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家族に「10分だけ抱っこお願い!」と助けを求める
パパは、手伝う機会を見出せなかったり、どう動いたら良いかわからず動けなかったりするようですので、具体的に困っていることと、やって欲しいことを伝えてやってもらうのが良いです。 -
宅配やレトルト、家事代行など、「人の手」に任せられるところはどんどん任せる
②心に余裕を持てている時に、捉え方や言葉を変える
余裕のない時には厳しいですが、余裕が持ち始めたら、試して欲しいことです。
「ぐずり・癇癪」は”脳の成長の証“と捉えたり、
昨日と同じく規則正しく過ごせないことに対して、「子供が成長する中で子供も色々と試したいから、昨日と同じようには行かなくて当然だよね」と思ったり、辛くなることを見るよりは、良くなっているところを見つけて数えていくのがおすすめです。
これを助けてくれるのが、「言葉を変える」こと。
例えば、
「また泣いてる…」→「言いたいことが増えてきた証拠だね」や
「またイヤイヤ…」→「自分の意見を持てるようになったんだね」
と変えてみたり。

先輩ママたちの体験談:私たちの乗り越え方
共感できるエピソードとアドバイス
「うちの子はメンタルリープ中、とにかく後追いが激しくなりました。トイレに行くのも泣かれるし、料理をしていても足元にまとわりついて大変でした。でも、『今は成長の証なんだ』と思って、抱っこ紐を使って家事をするようにしたら、少し楽になりました。」(20代ママ)
「息子はとにかく自己主張が激しくなり、何をしても『イヤ!』と言うように。最初はイライラしていましたが、『気持ちを言葉にしてあげる』ことを意識したら、少し落ち着きました。『〇〇したかったんだね』『こうしたかったんだね』と共感すると、安心するのか落ち着くことが増えました。」(20代ママ)
試して良かった育児アイテムの紹介
- 抱っこ紐:ぐずった時にすぐに落ち着かせられる。
- 知育玩具:新しい刺激があると、機嫌が良くなることも。
- ホワイトノイズマシン:夜泣きが続く時に活用。
まとめ
第9回目のメンタルリープは、赤ちゃんにとって大きな成長の時期ですが、ママにとっては試練の時期でもあります。ぐずりや夜泣きが増えることがありますが、子どもの成長の証だと考え、無理をせずに乗り越えていきましょう。また、ママ自身のストレスケアも大切です。周囲のサポートを得ながら、できる範囲でリフレッシュを心がけてください。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
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