生後8ヶ月「ぐずりが増えた?」6回目のメンタルリープ|特徴・終わりのサインと対処法
公開日:2025/3/7
最終更新日:2025/8/23

生後8ヶ月「ぐずりが増えた?」6回目のメンタルリープ|特徴・終わりのサインと対処法
生後8〜9ヶ月ごろ、急にぐずりや夜泣きが増えて戸惑うことはありませんか? その背景には赤ちゃんの大きな成長段階「メンタルリープ(第6回)」が関係しているかもしれません。本記事では、時期・特徴・終わりのサイン・対処法をわかりやすく解説し、先輩ママ・パパや保育士の声も紹介します。
▶️ メンタルリープ全体像は「0歳から1歳のメンタルリープはいつからいつまで?全10回まとめ」
▶️ 基本の考え方は「メンタルリープとは?赤ちゃんの成長と上手な付き合い方」
▶️ 夜泣きがつらいときは「メンタルリープで夜泣きがひどい?効果的な対策」
第6回メンタルリープ(生後7〜8ヶ月)の時期と特徴
時期:おおよそ生後33〜38週ごろ。個人差があり、短い子で3週間、長い子で6週間ほど続くこともあります。
発達のテーマ:「分類(カテゴリー化)」。似ているものをまとめて捉える力が伸び、「これは犬/これは猫」「似た形・音」などの理解が進みます。絵本の理解やことばの手がかり(擬音・簡単な呼称)も入りやすくなります。
この時期に見られやすいサイン
- 感情表現が豊かになる(喜怒哀楽がはっきり)
- 後追い・人見知りが強くなる(愛着の深化)
- 睡眠リズムの乱れ(寝ぐずり・夜泣きの増加)
- 目的行動の芽生え(「あれを取りたい」「押してみたい」)
参考:赤ちゃんの月齢ごとの発達や育児の基礎情報は、厚生労働省「子どもの発達支援」が整理しています。
ぐずり・夜泣きが増える理由と背景
新しい認知スキルの急成長は、同時に不安や刺激過多も引き起こしやすくなります。昼間の刺激が多い/いつもと違う寝かしつけ環境/ルーティンの乱れ——こうした変化に赤ちゃんが敏感に反応してしまうため、ぐずりや夜泣きとして表れやすいのです。
夜泣きは多くの乳幼児に見られる発達過程の一部であると、日本小児科学会でも解説されています。
終わりのサイン|落ち着いてくる目安
- 日中の機嫌が安定し、後追いの頻度がやや減る
- 新しい遊び(指差し・ジェスチャー・模倣)が増える
- 寝つきにかかる時間が徐々に短縮する
「できること」が増えてくると、同時期に見られた不安定さは少しずつ和らいでいきます。
今日からできる対処法(ママ・パパの負担を軽く)
1)寝かしつけ環境を整える
- 明かりは控えめ・静かな環境に
- 寝る前30分は刺激の強い遊びを控え、ルーティン化(絵本→授乳/ミルク→抱っこ→就寝)
- ホワイトノイズややさしい音楽を活用
2)安心感を増やすスキンシップ
- 「いないいないばあ」「タッチ」などのやり取り遊び
- お風呂上がりのベビーマッサージ
- 抱っこ+声かけで「今ここは安全だよ」をくり返し伝える
3)日中の過ごし方を整える
- 午前中に外気浴/お散歩で体内時計のリズムづくり
- 遊びは「同じ/違う」を感じられる玩具や絵本を(分類の発達を後押し)
- 午後遅くの長いお昼寝は避け、夜の眠気を貯める
夜泣き・寝ぐずりが強いときの具体策は「メンタルリープで夜泣きがひどい?効果的な対策」に詳細をまとめています。
先輩ママ・パパ・保育士・祖父母のリアルな声
ママ体験談:夕方の寝ぐずりが強く、寝るまで30分以上かかる日が続きました。寝る前の照明を落としてホワイトノイズ+短い絵本に統一したら、徐々に寝つきがラクに。(20代ママ)
パパ体験談:布団に置くと起きてしまうので、バスタオルで“ぬくもりの巣”を作って体温が急に変わらないよう工夫。抱っこ担当の分、家事は食洗機・宅配弁当を活用して負担を分散。(30代パパ)
保育士コメント:8ヶ月前後は後追いが強くなります。「すぐ戻るよ」と声をかけ、短い分離→合流を何度も繰り返すと安心感が育ちます。(保育士)
祖母のひとこと:昔は家の中を抱っこで歩き回ってあやしていました。今はホワイトノイズやバウンサーなど便利な道具があって助かりますね。(60代おばあちゃん)
受診の目安(気になる症状があるとき)
- 発熱・嘔吐・発疹などの体調不良を伴う
- 呼吸が苦しそう、顔色が悪い、元気が極端にない
- 普段と明らかに違う泣き方・けいれん様の動きがある
判断に迷うときは早めに小児科へ。育児・発達の一般的なQ&Aは国立成育医療研究センターも参考になります。
「今だけ」の成長を残す選択肢(自然な導線)
ぐずりや夜泣きは成長の証。少し落ち着いてきたら、ハーフバースデーという節目で「今の表情・しぐさ」を写真に残す方も増えています。
ハーフバースデーの撮影会では、プロフォトグラファーが赤ちゃんのペースに合わせて撮影。家族の“今”を宝物に。
関連記事(次に読むと理解が深まります)
参考・信頼できる情報源
よくある質問(FAQ)
第6回メンタルリープはいつからいつまで?
おおよそ生後33〜38週にかけて見られます。個人差があり、短い子で3週間、長い子で6週間程度続くこともあります。
第6回メンタルリープで見られる主なサインは?
- 後追い・人見知りが強くなる
- 寝ぐずり・夜泣きが増える
- 感情表現が豊かになる(喜怒哀楽がはっきり)
- 指差し・ジェスチャー・模倣などの新しい遊びが増える
ぐずり・夜泣きが増える理由は?
新しい認知スキルが急成長し、刺激に敏感になるためです。いつもと違う環境やルーティンの乱れにも反応しやすく、結果としてぐずり・夜泣きが増えることがあります。
今日からできる対処法は?
- 寝る前30分は刺激を減らし、同じ手順のルーティンにする(絵本→授乳/ミルク→抱っこ→就寝)
- 部屋を暗め・静かに整え、ホワイトノイズややさしい音楽を活用
- 日中は外気浴やお散歩で体内時計を整える/夕方の長い昼寝は控える
夜泣きが強いときの詳しいコツはこちらで解説しています。
終わりのサインは何ですか?
- 日中の機嫌が安定し、後追いの頻度が落ち着く
- 指差し・ジェスチャー・模倣など「できること」が増える
- 寝つきにかかる時間が徐々に短くなる
受診の目安は?
- 発熱・嘔吐・発疹など体調不良を伴う
- 呼吸が苦しそう、顔色が悪い、元気が極端にない
- 普段と明らかに違う泣き方やけいれん様の動きがある
迷うときは早めに小児科へ。一般的なQ&Aは国立成育医療研究センターの情報も参考になります。
第6回メンタルリープの学びを促す遊びは?
- 「同じ/違う」を感じられる絵本や積み木・形合わせ
- 擬音語や名前呼びでカテゴリー化を助ける声かけ
- 「いないいないばあ」などのやり取り遊びで安心感を育てる
ハーフバースデー撮影はいつ予約するのが良い?
落ち着きを感じ始めたタイミング(終わりのサインが出てきた頃)を目安に、希望日の2〜4週間前の予約がおすすめです。今の表情や仕草を残したい方はハーフバースデーの撮影会をご覧ください。