[保育士が解説]0歳児とのまねっこ遊び、ふれあい遊びで発育促す玩具や関わり方
0歳の我が子と楽しく遊びながら、発育を促す知育も気にしたいけど、どうしたら?という方のために、保育士が知育玩具やおすすめの関わり方をお伝えします。知育遊び、まねっこ遊び、ふれあい遊びは魅力がいっぱいです。ぜひ一度お読みください。
知育遊びってなぁに?
知育と聞くと、
「なんだか難しそう」
と思う方もいるかもしれませんが、乳幼児期の知育遊びとは
子どもの「やってみたい気持ち」を大切にし、
発達に合ったおもちゃや遊び方を提供することで、
「できた」経験を積み重ねていくこと。
手指を使って感触を確かめたり、じっと観察をしながら頭で考えたりと、
五感を使いながら遊ぶことで、さまざまな力が身についていき魅力がたくさんあります。
では、まだはっきり言葉を話せなかったり、
視力が弱い0歳の時期にはどんな知育玩具が良いのでしょうか。
0歳におすすめの知育玩具は?
0歳も、月齢に合わせたおすすめ玩具があります。
- ねんね期
- 寝返り期
- お座り期
- つかまり立ち期
ごとに、おすすめの知育玩具をご紹介していきます。
ねんね期(新生児~3カ月頃)
生まれて間もない時期で、少しずつ外の世界に慣れていく頃。
視力は0.1以下でぼんやりしか見えていませんが、
だいたい生後2か月頃から相手の目や鼻、口といったパーツが少しずつ分かるようになります。
赤などの原色や白黒でコントラストがはっきりした色が認識しやすく、
同じ頃にパパママの声を聞き分けられるようになっていきます。
手指は握ったり腕を少しずつ振ったりできるようになり、
自分の手をじっと見つめたり、
口に持っていきなめたりと、よく動かすように。
この時期におすすめの知育玩具は、
- 歯固め
- モビール
- ベビージム
- ガラガラ
- リトミックスカーフなど
どれも赤ちゃんの成長を促す知育玩具ですが、特にモビールは優れもの。
ベッドやリビングなどに吊るしておくことで、赤ちゃんはじーっと観察します。
少しの風でゆらゆらと揺れる動きは目で追いやすく(追視)、予測できない動きは好奇心を育みます。
目で追ったり、眺めることは視力の発達を促してくれるだけでなく、手を伸ばしたり触ろうとしたり、手を動かすようになるこの時期にとって、飽きずに楽しめる玩具です。
寝返り期(4~6カ月頃)
この頃の視力は約0.04前後。
だんだんと焦点が合うようになり、人と目を合わせたり、見たものに手を伸ばしてつかんだりします。
自分がイメージしたとおりに少しずつ手を動かせるようになり、遊びが広がっていきます。
また、ママパパだけでなく、いろいろな人の声が分かるようになり、話しかけて笑ったり泣き止んだりするのは、人を認識している証。
この時期におすすめの知育玩具は、
- マラカス
- 起き上がりこぼし
- オーボール
- 布絵本など
中でも、オーボールはやわらかく口に入れても危なくないおもちゃで、まだ力が弱いこの時期でも簡単につかめたり、転がして遊べます。
また、穴が開いているので例えばリトミックスカーフを中に入れて引っ張って遊んだり、上にスカーフをかけていないいないばあとめくったり、スカーフを結んで吊るしてみたりと遊び方はさまざま。
腹ばいの姿勢は、仰向けのときより視界が広がるので、遊びもより楽しめるようになります。
お座り期(7~9か月頃)
お座りやはいはいが出来るようになると、探索行動が盛んに!「これはなに?」「おもしろそう」と自分の興味のあるもののところへ行き、何でも触ったりなめたりするようになります。
また、「あーうー」「ばばば」などと喃語を話したり、ママパパの呼びかけに振り向くように。
この時期におすすめの知育玩具は、
- 引っ張りbox
- 積み木
- ソフトブロック
- コップ重ね
- 無限ティッシュなど
お座りができるようになると、両手を使って遊べるので、引っ張りboxは集中して遊べます。
紐を引っ張ることで手指の力がついていき、ここを引っ張るとここが短くなる楽しさを感じ、集中力も身に付きます。
また、発達に合わせてゴムに変えたり鈴をつけたりすることで、長い間楽しめる玩具に。
お子さんの姿に合わせてリメイクできるので、玩具により愛着も沸いていきます。
つかまり立ち期(10~12カ月頃)
段々と活動範囲も広がり、テーブルや柵を見つけるとつかまり立ちをする姿も。
高いところに手を伸ばそうとしたり、「触りたい」「遊びたい」気持ちが増えてきます。
また、さまざまな音の違いも楽しめるようになるので、遊びがの幅がぐんと広がるのがつかまり立ち期です。
つかまり立ち期におすすめの知育玩具は、
- 手押し車
- センサリーボトル
- メルちゃん人形
- 楽器
- ボールプール
- ポットン落とし
- マジックテープなど
この時期は楽しめる知育玩具が一気に増えます。
中でも私の子も大好きだったセンサリーボトルは、いろいろな遊び方が。
まずは握りやすい大きさなので、握って振ったり転がしたり遊べます。
それだけでなく中の泡や液体がゆっくりと動くので、眺めるだけでリラックス効果があります。
また、この時期はまねっこ遊びが大好き。
ジュースに見立てて「かんぱい」とゴクゴクしたり、ママがコップに入れるふりをすると、真似して入れようとしたりとおままごと遊びにも使えます。
さて、ここまでいろいろな知育玩具をご紹介してきましたが、
ただ玩具を用意するだけでは、赤ちゃんの発達を促したり、「できた」経験を積み重ねていくのはちょっと難しいのです。
知育玩具と同じくらい大切な〇〇
それは、「ママパパの関わり方」です。
知育玩具×関わり方を合わせることで、赤ちゃんにとって知育遊びが楽しく充実した時間となっていきます。ポイントは3つ。
ポイント1!遊び方を繰り返し見せていく
初めて見たもの、知ったものって大人も不安になることありますよね。
まだ、生まれて間もない赤ちゃんはなおさら。
そこで、
「これはこうやって遊ぶんだよ」
「ママも揺らしてみるね」
「ゆらゆらしたね」
「楽しいね」
などと、繰り返し遊び方を見せていく事で、
少しずつ慣れていき
「こうやって遊ぶんだ」
「やってみよう」
という気持ちが芽生えていきます。
最初のうちはもしかしたら興味を示さないかもしれません。
そんなときは、じっくりと遊び方を見せてあげながら、興味を持てるようにしてあげましょう。
ポイント2!じっくり遊んでいるときは見守る
よく、
「上手だね」
「すごいね」
「なに作ったの?」
などと遊んでいるときに声をかけることってありませんか?
これがいけないということではなく、声をかけるタイミングが大切。
赤ちゃんが真剣な表情で取り組んでいたり、夢中で遊んでいるときは、そばで見守りましょう。
声をかけることで、集中力が途切れてしまったり、遊びが終わってしまうこともあるからです。
声をかけるタイミングとしては、
・赤ちゃんがママパパの方を見てきたとき
・満足して遊び終えたとき
です。
楽しい気持ち、出来た嬉しさを赤ちゃんは表情や動作で表現します。
そのタイミングで声をかけたり一緒に喜ぶことで、さらに遊びが好きになったり、集中力が身についていきます。
それまでは、そばで赤ちゃんの様子を観察したり、優しい気持ちで見守ってあげましょう。
ポイント3!まねっこ遊びを!
0歳の後半になってくると、ママパパが歌ったり、話したりする姿を見て真似をするようになります。
この「まねっこ」は信頼しているママパパとのやりとりを楽しむ姿から、少しずつお友達へと広がり、コミュニケーション力にもつながっていきます。
「ジュースを飲むまねっこ」
「うさぎさんのジャンプするまねっこ」
など、まねっこ遊びはただ楽しいだけでなく、自分のイメージを広げる、表現力が豊かになるなどとメリットがたくさんあるのです。
このような姿になるには、0歳の時期からママパパがまねっこ遊びを一緒に楽しむことが大切です。
手作りすることは赤ちゃんだけでなく、ママにも良い効果が
ここ最近はさまざまな知育玩具が売られていて、かわいいもの、優れたものがたくさんあります。
こうした知育玩具でも十分楽しめますが、手作りは、
・ママのぬくもりを感じ、玩具に愛着が湧いたり、大切に遊ぶようになる
・作業に没頭することで、ママ自身のリフレッシュにもなる
・手作り知育玩具で赤ちゃんが楽しそうに遊ぶ姿を見ることで、より子育てが楽しくなる
・身近な素材の玩具で繰り返し遊ぶことで、手作りの楽しさを感じ創造力が豊かになる
など、赤ちゃんとそしてママにとってもメリットがたくさんあります。
「今」の姿にあった知育遊びを
ここまで、知育遊びの魅力をお伝えしてきましたが、実際に自分のお子さんにはどんな知育玩具が良いのか?
どんな遊び方をしたら良いのか?迷うことも多いのではないでしょうか。
また、
「あまりずりばいをしないから、ずりばいが増えるような玩具や遊び方を知りたい」
「うちの子に合う関わり方を知りたい」
などという場合には、子育てサロンや専門的な知識を持った保育士や講師がいるイベントがおすすめ!
今は調べれば情報はたくさん出てきますが、必ずしもお子さんに当てはまるとは限りません。
今のお子さんの姿に合ったおすすめの玩具や遊び方が分かることで、明日からの子育てが変わったり、同じ子育て中のママと悩みや子育ての話をすることで、つながりができ、ママのリフレッシュにもなりますよ。
最後に
いかがでしたか?おすすめの知育遊びや手作りの良さ、具体的な関わり方などをお伝えしましたが、このブログを読んで少しでも知育遊びの魅力を感じていただけたら嬉しいです。
立会川にある親子サロンマザネでは、生後2か月から楽しめる魅力的なイベントがたくさんあります。
この機会にぜひ1度遊びにきてください。
この記事を書いた人
島田佳那
元保育士、2歳と5歳の子育て中のママです。
旗の台の子育てサロンで活動しています。
元々、身近な素材で製作するのが大好きで、子どもとよく作っています。
作って、遊んで、学んで!ママ達と一緒に楽しい時間を作っていけたらと思います。
子育て期、ママも”わたし時間”を目一杯楽しむのが新常識!
初めての妊娠、出産。わからないことだらけ。
何かと不安になりがちだったり。
産後すぐから、子育てを楽しみたい!ママ自身もリフレッシュしたい方ほど、
子育てサロンや、親子イベントへデビューしている方が多いです。
皆さんは、いつから親子イベントデビューなさいますか?
早い方は、生後2ヶ月から行います♬
また、お子さんはママが幸せになってほしいと心から願っていると私たちは思っています。
また、近年は医学的にも、ママの様子がお子様ご自身の愛着形成にも影響があると報告もあります。
ママの幸せは、赤ちゃんの幸せであり、ママと赤ちゃんの幸せがパパの幸せでもあります!!
家族の幸せのスタート地点は、ママの幸せから!ですから!!
産後に生後2ヶ月頃から、赤ちゃんと一緒に親子サロン・子育てサロンへ足を運ぶのがおすすめです!
先輩ママ・先輩パパさんや、同じ状況のママさんたちとつながりながら、幸せな子育てができる応援をしております。
をまとめてご紹介!!
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