妊婦・子育て中ママ向け記事

[専門家が解説] 妊娠中の会陰マッサージの効果とやり方

はじめまして

はじめまして、なおこと言います。
かつて、私は子宮内膜症になり、症状とひどい不安に悩み続けました。それをきっかけに克服後、看護師のキャリアに加え、女性ホルモンに関する専門性を深めました。
現在は、女性ホルモンにまつわる悩み解決や妊娠前の体調管理に寄り添うカウンセリング、セルフケア講座を行っています。
今回は、これから出産を控えてらっしゃる妊婦さんが、幸せなお産を迎えるにあたって、普段はなかなか話を聞きにくい

「お産に向けたデリケートゾーンのケア・会陰マッサージ」

をテーマにお伝えしていきます。

会陰マッサージって必要?

  • デリケートゾーンケアは妊娠中にやっていいの?会陰マッサージって必要?!
  • 人には聞きづらい、その効果や正確な時期・方法について。

デリケートゾーンケアは今や女性誰しもが必要な基礎的ケア

ヨーロッパでは、デリケートゾーンケアというと、お顔のケアと同じように大切に扱われてきました。

日本では、デリケートゾーンケア用品が大人のおもちゃと隣り合わせで売られてきたような印象があったり、セックスライフを楽しむためだけにあるかのように、誤解を感じやすいような状況が多々あります。

実は、デリケートゾーンのケアは、セックスライフだけでなく、女性の健康に直接影響します。

つまり、妊娠中に限らず、オールステージの女性に必要なケアなのです。
妊娠中は特にポイントがありますので、この機会に知っておきましょう。

初めて聞いた、全くわからない、という方にも、今日からマスターしていただける3つのポイントをお伝えします。

  1. 必要なケアがわかる!デリケートゾーンの構造と仕組み
  2. デリケートゾーンケア=女性の健康とは?潤いがもたらす効果
  3. 会陰切開を避けられる?!出産を迎える女性のための会陰マッサージ

必要なケアがわかる!<デリケートゾーンの構造と仕組み>

まずはデリケートゾーンという部位について知りたいと思います。
デリケートゾーンとはいわゆる膣まわりのことをさします。膣があり、その上に尿道、そのまわりを大陰唇と小陰唇というひだが包みます。

「デリケート」と呼ばれる所以は、角質層が非常に薄く、低刺激にも敏感に反応しやすい部分で、まぶたより薄く、乾燥しやすいのです。経皮吸収は体の42倍と言われています。

このデリケートゾーンは形状が複雑なため、尿、オリモノ、経血、汗、皮脂など様々な老廃物(恥垢・ちこう)が溜まり、細菌感染や炎症を起こしやすい場所になります。

ただし、通常の石鹸で洗い流すとこの恥垢を綺麗に洗い流すことができないだけでなく、デリケートな場所に刺激が加わり、容易に乾燥を招いてしまうのです。
膣内の粘液は、菌の侵入をブロック・排出するためにpHを弱酸性に保つ必要があります。

このpHを崩さず、さらには恥垢を綺麗に洗い流すことができるのが専用ソープの特徴です。
専用ソープで、乾燥することなく粘液を正常に保ち、本来の自浄作用を守ります。

綺麗に洗った後は、「保湿」を行うことで、
性交部や産道にもつながるこの膣まわりに弾力と潤いを持たせていきましょう。

保湿については次へ続きます。

デリケートゾーンケア=女性の健康とは?潤いがもたらす効果

デリケートゾーンは、外界と通じる、粘膜をもつ部位です。
本来、目や鼻、のように粘膜を持つ部位は潤っているはずですね。

この粘膜が粘液を出すことで、菌の侵入を防ぎ、殺菌を行ったり、精子の泳ぎを助けるなど、重要な働きを持ちます。
乾燥すると、この免疫力が落ちるだけでなく、かゆみや痛みを生じることに繋がります。さらには性交痛に繋がったり、性的感度が落ちてしまう、といったセックスライフの支障へと繋がります。
そのため、デリケートゾーンを専用ソープで洗ったお風呂上がりにはすぐ、専用のクリームなどで保湿しましょう。

また、保湿を後押しするのがオイルです。皮膚を柔らかくし、クリームの吸収を助けます。また、膣や膣壁を優しくマッサージすることで乾燥で固く萎縮してしまった膣も、徐々に弾力を取り戻すことができます。オイルに関しても専用のものを使うようにしましょう。

会陰切開を避けられる?!出産を迎える女性のための会陰マッサージ

会陰とは膣口と肛門の間の部分をさします。
出産で赤ちゃんが出てくることに伴って、伸びていく部分でもありますが、伸びに時間がかかってしまう場合や望ましくない方向に裂けてしまう可能性がある場合など、医師が必要と判断した場合に、会陰部分を切開(切る)します。
『母子の危険を防ぐため』
『産後の母体の生活に支障が出ることを防ぐため』

であり、全ての出産に適用されるというよりは、安全なお産を導くため、必要時に適用される処置です。もちろん、切開後は切開部を綺麗に縫う処置をあわせて行います。

この出産時の会陰切開の可能性を極力最小限に止めるために活用できるのが会陰マッサージです。

会陰マッサージとは

会陰マッサージとは、オイルなどで皮膚を柔らかくしながら会陰部分に対して行うマッサージです。

時期

妊娠前〜中期を避け、妊娠後期にマッサージを取り入れていくと効果的です。

出産を迎える女性のための会陰マッサージのやり方

専用のオイルを親指に馴染ませ、膣の下側側面を優しく撫でていきます。
会陰部分も肛門に向かってほぐすような感覚で優しく撫でていきましょう。

会陰マッサージを取り入れることで、会陰切開しなくて済む、小さな傷で済むなどが期待できます。

例え会陰切開せざるをえなかった場合でも、痛みの軽減に繋がり、産後のQOLがぐんと上がるでしょう。
マッサージをする行為そのものが、出産の不安を軽減する効果にも繋がりますよ。

記事を担当した方について

なおこ
子宮内膜症に悩まされた自身の経験と看護師のキャリアを元に、女性ホルモンにまつわる悩み解決や妊娠前の体調管理に寄り添うカウンセリング、セルフケア講座を行っています。

「女性ホルモンを知る、ケアするということは、自分(女性)を大切にするということにつながっている。」そんな思いで活動しています。

【資格】
看護師・保健師・養護教諭1種
ナチュラルビューティースタイリスト
AMPP フランス植物療法普及医学協会認定校 ルボアフィトテラピースクール
フィトテラピー プルミエコース 修了
産前産後のためのフィトテラピー 修了

妊娠、産休に入ってから、ママも”わたし時間”を目一杯楽しむのが新常識!

初めての妊娠、出産。わからないことだらけ。
何かと不安になりがちだったり。

ですが、お腹の中の赤ちゃんは、ママが幸せになってほしいと心から願っていると私たちは思っています。

また、医学的にも、ママが心配や不安などのストレスを抱えてしまっていると、ストレスホルモンの影響でお腹の赤ちゃんにも良くない影響があるという研究結果もあります。

そして、産休に入ってからは、一時的にママご自身の”わたし時間”を自由に取れると〜っても貴重な時期だと思いませんか?
お腹の赤ちゃんにも、人生は楽しく幸せに過ごしていけるんだよ!というのを、大きく期待して生まれるのがより一層楽しみになるように、ママ自身が”わたし時間”を楽しみんでいきませんか?
ママの幸せは、お腹の赤ちゃんの幸せであり、ママと赤ちゃんの幸せがパパの幸せでもあります!!
家族の幸せのスタート地点は、ママの幸せから!ですから!!

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