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[鍼灸師xトレーナーが解説] 産後ケアが必要な理由とつらい症状

はじめに

鍼灸師×トレーナーのNATSUです。
子育てしながら、ママと子どものケアサロンとして鍼灸・トレーニング&ストレッチ・産後の骨盤矯正などをしております。

鍼灸師としてトレーナーとして何より妊娠出産を経験したひとりとして、妊娠中や産後の日常を少しでも楽しめるお手伝いができたらと思い、記事を書いています。

今回は産後ママの産後ケアについて☆
なぜ産後のママにケアが必要なのか、そもそも心や体がどういう状態になっているのかなどを鍼灸師として東洋医学を交えた観点と、トレーナーとしての観点からお話ししていきます。

陣痛から出産の状態について

陣痛から出産まで初産婦さんで平均12〜15時間と言われており、その間は今までに経験したことのない痛みに耐えるため本当に疲労困憊な状態です。
その消費カロリーはなんと1万キロカロリーと言われており、運動でそれを行おうとすると体重50kgの人で

・ウォーキング:約62時間
・山登り: 約 23時間30分
・ランニング: 約 23時間30分
・水泳: 約 23時間
・腹筋、背筋、腕立てなどの筋トレ: 約 50時間
・ダンス: 約 26時間

…などなど。強靭な男性もびっくり!普段ではできないことですよね。そんな大仕事を終えた後ですので、休養を含めたケアがとっても大事です。

産後のママの体はどういう状態になっているのか?

心の状態

女性ホルモンが崩れたままのため
・涙もろくなる、悲しくなくても涙が出る
・子育てへの不安、自信が低下
・情緒不安定

身体の状態

・体を支えるために一番重要な骨盤が開いたまま
・出産での体力消耗で疲労困憊
・長時間の抱っこや頻回の授乳で筋肉痛や肩こり、腰痛、腱鞘炎に

これらに加えて、産後は抵抗力や集中力も弱っています。なので、のんびりしていいんです!それが早く元の体に戻る近道になり、子育てへの活力になります。

しかし、ただ休めばいいというものでもありません。赤ちゃんや他の兄弟のお世話などの子育てをメインに無理のない程度に動いていきます。産後3週間までは家族や身内に甘えてゆっくりし、4週間後(1ヶ月健診後)からはストレッチやヨガなど軽い運動を初めてもよいとされています。

産後のトラブルはなぜ起こるのか?

原因としては、妊娠中に増加していた女性ホルモンが出産後急激に減ってしまうためです。
さらに、産後のママは3時間おきに授乳、泣くことがお仕事の赤ちゃんのお世話…と24時間体制です。
このように休みない育児と家事の両立で寝不足やストレスが積もり、心身共に負担がかかることも原因のひとつです。

対策としては、周りの人の助けを借りること、人に話を聞いてもらうこと。
単純だけどそれが難しい人も多いのではないでしょうか。ホルモンの変化が原因でもありますが、そんな頑張り屋さんほど産後のトラブルが起こりやすいです。

産後起こりやすいトラブル

いくつかありますが、今回はその中から2つ取り上げてお話ししていきます。

マタニティブルー

妊娠中から産後2週間以内に起こりやすいとされています。誰でもなる可能性があり、30%以上のママが経験者と言われているほどですが、無自覚や報告してない方も多いことを考えるともっとかもですね。

症状としては、

症状

・気分の落ち込みや不安感
・急に泣きたくなる、イライラするなど感情のコントロールができない
・自己嫌悪に陥る
・自律神経系に起こる不調
・過食、拒食
・不眠
・動悸、息切れ、頭痛、倦怠感

など多岐にわたります。

原因としては未だ解明されていませんが、大きくはやはり女性ホルモンの大幅な変動があげられます。
女性ホルモンは気持ちを落ち着けたり多幸感を感じたりする作用があり、
これが変動することにより感情のコントロールが難しくなります。
その他、妊娠出産による心身や環境の変化、体力低下や睡眠不足などが積もることにより起こるのではないかとされています。

対策としては、まずは何より家族や親しい友人、産院の先生など親身に話を聞いてくれる人に相談すること。話すことにより不安が解消されて安心が生まれます。
他にはアロマやハーブティなどリラックス効果が高いものを取り入れたり、深呼吸をして心を落ち着けるのも効果的です。
東洋医学的考えでは『心身一如』というものがあります。これは心と体は一体であって分けることができないものという意味なので、心が辛い時にリラックスをしよう!落ち着けよう!と気張ってうまくいかない時などは体にアプローチするといいこともあります。
施術を受けることが難しくても、抱っこや授乳でガチガチになった肩を旦那さんにマッサージしてもらうだけで変わるかもしれません。

骨盤のトラブル

10ヶ月赤ちゃんを育んだ子宮は、妊娠前と比べると容積が約2,000〜2,500倍になると言われ、出産時は産道が約10cm必要になります。そんな子宮を支え、産道を確保する骨盤は大きく開き、人によっては歪み…それらに伴い周辺の靭帯が伸びたり骨そのものに負担がかかったりします。そこで、産後に骨盤を矯正することにより、骨盤周囲の骨格や筋肉、筋膜を整え、下記のような症状を取り除く又は軽減させることによって産後ママの生活の質の向上を図ることができます。

骨盤トラブルの例

・体重が戻らない
・体型が変わった
・産前のパンツが入らない
・腰痛がひどくなった
・恥骨が痛い
・歩くと股関節に違和感がある
・尿漏れ
・痛みがあり仰向けで寝れない
・座ると尾骨が痛い   など

このような症状があると、育児や家事を行う際に常に肉体的ストレスがかかり、蓄積すると慢性的な痛みに発展します。そして、肉体的な苦痛は憂鬱やイライラなど精神的なストレスにも繋がります。

骨盤矯正は基本的には産後1ヶ月(1ヶ月健診後)から開始することができます。帝王切開の場合は傷口が良好でうつ伏せになっても傷が痛まないなどがあれば可能ですが、2ヶ月ぐらい様子を見るほうがよいでしょう。
そして、骨盤の靭帯を柔らかくしているリラキシンというホルモンの影響を受けるのが産後6ヶ月ごろまでと言われているため、産後1ヶ月から6ヶ月の間に骨盤矯正を受けることをおすすめします。6ヶ月以降も施術は可能ですが、関節の硬さが正常に戻り骨盤が固まってしまうと言われているため、施術の効果を定着させるためには、回数がかかってしまいます。お金も時間ももったいないですよね♪

おわりに

いかがでしたでしょうか?
妊娠出産は心身共に環境がガラリと変わる一大イベントです。
私自身、思ってたのと違う…ということも、もっとできるはず…と思うこともありましたが、完璧主義に近かった考えを変えることで楽になりました。
【ちっちゃくてもひとりの人間】
思い通りにならなくて当たり前、その中でできることを見つければいいんだと思えるようになりました。
そして何より体が健康だったので心に余裕を持てたことも大きかったと今振り返って思います。

少しでも笑顔が増えるお手伝いができたら嬉しいです♪

鍼灸師×トレーナー NATSUでした。

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